関西単一労働組合とは


関西単一労働組合は、企業内組合主義という「常識」を打破し、その中心にあった男子本工主義を克服することを目的として、1972年11月26日に結成されました。

私たちは、差別雇用解体の闘いを最重要課題とし、1976年に3つのスローガン―(1)本工化要求はしない、(2)臨時工の賃金・労働条件・待遇等は、本工と同一とする、(3)雇用期間は廃止する、を定式化しました。

特に、女性差別に反対し、女性解放を目指して、男性、女性の双方を含めた労働組合総体として、闘ってきました。具体的には、生理休暇・産前産後休暇の取得、深夜および危険有害労働の禁止ないし制限など、母体保護の権利を守り拡大するために、活動をしてきました。 特に、分会結成当時から、いくつかの職場で、男女同一の賃金・労働条件を実現させてきました。また、育児時間要求は男女ともの要求として確立させました。

また、パート労働者と本工との賃金・労働条件の差別的処遇に対して、女性の労働権の確立と性別分業を打破していく重要な闘いとして、取り組んできました。 具体的には、黒川乳業分会では、パートと本工の同一賃金を獲得しました。

そして、結成当初から、セクハラ・パワハラに対して、男女共同の問題として精力的に取り組んできました。


大阪大学分会とは


2002年8月1日に結成されて以来、「定員外職員も正規職員と対等平等な人間であり、同等の人格ある労働者である」という人権宣言を掲げ、活動してきました。

結成当初は、大学に団体交渉を拒否されてきましたが、2003年6月に、人事院によって「職員登録団体」として登録され、団体交渉を行うことが可能になりました。

2004年4月の法人化に際しては、大学に対し、これまでの定員外職員差別を反省し、常勤職員と同等の賃金や労働条件を保障することを要求しました。特に、法人化を理由とした非常勤職員の解雇に対して闘い、法人化以後の全員の雇用継続を勝ち取りました。

現在は、法人化以前より働く非常勤職員の「5年後解雇」と、法人化後に採用された非常勤職員の「6年切り解雇」を阻止することを中心課題として掲げ、闘っています。

ページのトップへ戻る